アーティスト

アーティストのレビュー

• [S]

  無声映画を初めてみました。時に字幕が出されますが、基本的に役者の身振りや表情でｽﾄｰﾘｰを展開させるので、「役者ってすごいな～」と思わされる作品でもあります。監督は無声映画の大ファンだそうで、本作を作るにあたっても、とても研究や勉強を重ねたそうです。ヒロインの”ペピー・ミラー”がだんだんと成功していく様子や、逆に主役の”ジョージ・ヴァレンティン”が落ちぶれていく様子、セリフなしでも身なりや表情からきちんと伝わってくるのが面白かったです。一つお気に入りのシーンがありまして、主役のジョージの夢で、無声映画のスターである自分が、声の出る映画”トーキー”に置いてけぼりにされてしまうというものがあります。その表現の仕方がとても面白く、うまいなぁと、また作り手のユーモアも感じられました。

  好きな登場人物　ジョージ・ヴァレンティン

• [K]

  今の時代に撮られた、白黒、無声映画。
  白黒の無声映画が、アカデミー賞でたくさんの賞を受賞したということで、以前から気になっていたので、見てみました。
  確かにおもしろかったです！ストーリー自体も、サイレント映画から"トーキー"といわれる声の出る映画への移り変わりを題材にしています。声を出さずに、これだけ楽しめる映画を作ることができるものなんだなぁ、と感心させられてしまいました。
  コメディ要素たっぷりの恋愛映画です。最近の映画にちょっと飽きてきた人には、うってつけの一風変わった映画です。

  好きな登場人物　ペピー・ミラー