作品情報
- タイトル
- ミザリー
- 原作本
- スティーヴン・キング『ミザリー』
- 原題
- Misery
- 監督
- ロブ・ライナー
- 脚本
- ウィリアム・ゴールドマン
- 出演者
- ローレン・バコール/ジェームズ・カーン/キャシー・ベイツ/リチャード・ファーンズワース/他
- 製作年度
- 1990年
- 上映時間
- 108分
- 製作国
- アメリカ
ミザリーのレビュー
-
[S]
ホラー映画としては有名な作品ですね。20年以上前に公開された映画ですが、やはり怖いものは怖いですね。しかしその「怖さ」が何故20年のギャップでも通用するのかと考えたところ、それはその原因が人間の内面に起因するからなのだと思いました。物語に出てくる「車」や「タイプライター」、その他映像に映りだされるものは全て古いものばかりなのですが、この作品から感じられる「怖さ」はその古さを感じさせない。その怖さは時代に関係なく人間の持つ狂気だからこそ20年の時を越えても通じるのです。また、それだけでなく主人公のポールはこの悪夢のような環境からなんとか脱出しようと試行錯誤する。そして偶然にアニーの過去をしってしまうことにもなる。そういう読めない進展や期待を裏切る展開も含めて名作なんだなぁと感じました。
好きな登場人物 アニー
-
[K]
「ミザリー・シリーズ」の作者、ポール・シェルダンは、悪天候の中、車を運転していて事故にあってしまう。瀕死の状態の彼を助け出したのは、彼のナンバーワンのファンだという元看護師の女性、アニーだった。始めは、献身的に看病しているように見えたアニーだったが、徐々にその様子が変化していく・・・。
アニーの変貌ぶりがかなり怖ろしいです。「ミザリー・シリーズ」の大ファンのアニーは、自分の期待を裏切る小説の展開に腹を立て、彼女の狂気が爆発します。急に取り乱しては、なんとか平静を取り戻し、ということを繰り返していたアニーでしたが、どんどんその怖ろしさがエスカレートしていきます。人の狂気の怖ろしさを思い知らされる作品です。好きな登場人物 バスター
怖い度 | スリル度 | 豹変度 | おすすめ度 | 合計 | |
S | 8点 | 9点 | 8点 | 7点 | 32点 |
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K | 8点 | 8点 | 8点 | 7点 | 31点 |
平均点 | 8点 | 8.5点 | 8点 | 7点 | 31.5点 |