作品情報
- タイトル
- 源氏物語 千年の謎
- 原作本
- 高山由紀子『源氏物語 千年の謎』
- 監督
- 鶴橋康夫
- 脚本
- 川崎いずみ/高山由紀子/
- 出演者
- 窪塚洋介/中谷美紀/生田斗真/真木よう子/多部未華子/東山紀之/芦名星/蓮佛美沙子/室井滋/田中麗奈/他
- 製作年度
- 2011年
- 上映時間
- 136分
- 製作国
- 日本
源氏物語 千年の謎のレビュー
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[S]
平安時代の豪華絢爛な宮中を描いた本作品。その優美な世界にどっぷりつかれる2時間です。しかし、本来なら平安時代の生活様式や、源氏物語の内容など、予備知識があればあるほど違った楽しみ方、見方ができるものと思います。当然ですが、特筆すべきはやはり”男と女のありよう”や”恋愛”ですね。大胆な時代ではありますが、千年経っても男女の「思い」や「心情」は同じで、だからこそ源氏物語は今も広く有名なのかもしれません。ストーリーですが、長編の源氏物語をどのように2時間程の映画にまとめるのかなぁと思っていましたが、そういう解釈もおかしくないなと思わされるものでした。生田斗真さんも東山紀之さんも男前ですね。文献や資料などから、平安時代の女性はふくよかな顔もちのイメージでしたが、中谷美紀さんが演じれば紫式部もやはり美人で、そのほかの出演者もそうなのですがとにかく酔わされた作品でした。
好きな登場人物 六条御息所
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[K]
何故、紫式部は源氏物語を書いたのか、その謎を解き明かしてくれる映画です。もちろん、大昔のことなので真実はわかりませんが、一つの歴史の解釈としてなかなかおもしろかったです。紫式部が源氏物語を書いた理由というより、書かざるを得なかった理由という感じがしました。書くことで、紫式部は今にも狂いそうな自分の気持ちを昇華していたのではないでしょうか・・・。
ストーリーは、大昔の話ですが、着物や俳優さんがかなり豪華で、映像的にもなかなか見ごたえがありました。女性も男性も着物が何度も変わるのですが、どれも綺麗で、ついつい着物に目がいってしまいました。
あと、田中麗奈さんの演技がかなりすごかったですね。一人の男性を深く愛してしまった女性の美しさと恐ろしさを見事に演じられていて、正直、かなり怖かったです。好きな登場人物 紫式部
切ない度 | 悲劇度 | 豪華絢爛度 | おすすめ度 | 合計 | |
S | 7点 | 6点 | 9点 | 5点 | 27点 |
---|---|---|---|---|---|
K | 6点 | 7点 | 9点 | 6点 | 28点 |
平均点 | 6.5点 | 6.5点 | 9点 | 5.5点 | 27.5点 |