八日目の蝉

作品情報

タイトル
八日目の蝉
原作本
角田光代『八日目の蝉』
監督
成島出
脚本
奥寺佐渡子
出演者
田中哲司/森口瑤子/井上真央/永作博美/小池栄子/他
製作年度
2011年
上映時間
147分
製作国
日本

八日目の蝉のレビュー

  • [S]

    すれた少女役の井上真央さんですが、なかなかのはまり役でした。「母親と娘」の話ですから男の僕には感じ得れないこともあるのでしょうが、例え血のつながりがなくても親と子の愛情は存在すると教えられる作品ですね。それは社会の厳しさや残酷さよりも強く勝るものなのかもしれません。八日目は蝉は一人ぼっち淋しく泣くのか、それとも誰も見たことのない景色を見るのか。最後のシーンまで心掴まれる見ごたえある作品でした。永作博美さんの演技にももちろん注目です。

    好きな登場人物 秋山恵理菜

  • [K]

    不倫相手の赤ちゃんを誘拐し4歳まで育てた女性と、その誘拐された女の子の成長した後の姿を描いた映画。
    誘拐された恵理菜は、無事保護され、実の母親の元に戻されても、誘拐犯を母親だと信じているため、実の母親を母親だとは思えない。自分に懐かない恵理菜を育てることに疲れた実の母親は育児ノイローゼに・・・。不穏な環境に育った恵理菜は、心を閉ざしたまま成長していくが、そこに突然現れた、フリーライターの安藤千草。彼女は一体??
    不倫相手の子供をおろした時に一生子供を産めない体になってしまった誘拐犯。自分のことを母親だと信じない子供を育て続けないといけない実の母親。4歳までは誘拐犯、4歳からは実の母親に育てられた娘。それぞれが、かなり辛いです・・・。
    元はといえば、不倫した父親が、こんな悲劇的な3人の女性を作ってしまったということになるのだと思いますが・・・。
    個人的に、安藤千草役の小池栄子さんの演技かなり好きでした。

    好きな登場人物 安藤千草

泣ける度 悲劇度 小池栄子気になる度 おすすめ度 合計
S 7点 7点 9点 7点 30点
K 7点 8点 7点 8点 30点
平均点 7点 7.5点 8点 7.5点 30点