ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士

作品情報

タイトル
ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士
原作本
スティーグ・ラーソン『ミレニアム』
原題
Luftslottet som sprängdes
監督
ダニエル・アルフレッドソン
脚本
ヨナス・フリュクベリ
出演者
ミカエル・ニクヴィスト/ミカリス・コウトソグイアナキス/レナ・エンドレ/ノオミ・ラパス/他
製作年度
2009年
上映時間
148分
製作国
ドイツ/デンマーク/スウェーデン/

ミレニアム3 眠れる女と狂卓の騎士のレビュー

  • [S]

    ミレニアム3部作の完結編です。配役は引き続き同じ方々で1部、2部と見てきた側としてはワクワクしました。サスペンス・時々アクションというイメージのミレニアムシリーズでしたが、この完結編は「社会派ドラマ」という一面が顔を覗かせてきたと思います。とある疑いがかかったリスベット。その疑いを晴らそうと翻弄するミカエル。しかし物語りは国家レベルにおよぶ大きな事件に発展していく。またリスベットは己の過去に立ち向かい、その呪縛と決別することができるのか。完結編にふさわしい物語の締めくくりだと感じました。好きなシーンとしまして、リスベットが被告として裁判に臨むシーンがあり、裁判は3日間に分けて行われるのですが、毎回リスベットはモヒカン、ピアス、ロックンローラーのようなレザーの上下という挑発的な衣装と派手な化粧で登場するというところです。裁判に臨むたびにあえてわざわざその格好をするのですが、その行動が複雑なリスベットの内面を表現しているとも感じました。

    好きな登場人物 リスベット

  • [K]

    ミレニアムシリーズの完結編。これまでリスベットを傷つけた人たちへの復讐劇といえる作品です。前作で瀕死の状態に陥ったリスベットは病院の中で、少しずつ傷が癒え、体力を回復していきます。そして、病床で、雑誌『ミレニアム』に載せてもらうために、自分の激しい半生をつづったエッセイを書き上げます。
    完全に甦ったリスベットは、これまで以上に奇抜なファッションに身を包み、裁判に臨みますが・・・。
    この作品で、リスベットの長い戦いに、ついに終止符がうたれます。今まで、多くの人に傷つけられながらも、強く生きてきたリスベット。小さい体から放つ異様な雰囲気とパワーが、やはり魅力的だと思います。

    好きな登場人物 リスベット

スリル度 推理度 奇抜なファッション度 おすすめ度 合計
S 7点 6点 9点 8点 30点
K 7点 6点 9点 6点 28点
平均点 7点 6点 9点 7点 29点