ダークナイト

ダークナイトのレビュー

• [S]

  アニメや漫画の実写化は、非現実的な違和感が伴うものですが、このダークナイトはそれを極力感じさせないように、うまく仕上がっていると感じました。2008年制作の作品ですが、携帯電話を駆使したり、ウェイン社が香港の企業と商談したりなど、現代の私達を取り巻く環境や社会を描いている点も、よりそれを後押ししているものと思います。しかし同時に、バットマンのアクションシーンやバットモービル等のハイテクメカの活躍が存分に盛り込まれているのですが、それらがとてもカッコ良かったです。ジョーカー役のヒース・レジャーの遺作としても名を残しましたが、その他バットマン役のクリスチャン・ベールをはじめ、ゲイリー・オールドマンやモーガン・フリーマンも活躍しています。「ダークナイト」というネｰミングはすごく考えられているなぁと物語の最後に感じました。全体的には暗い世界観ではありますが、何故か惹かれてしまう魅力的な作品でした。

  好きな登場人物　ブルース・ウェイン

• [K]

  アメコミ『バットマン』を原作としたバットマンシリーズの第６作目。だいぶ前に、一つくらい、バットマンシリーズの映画を見た気がするのですが、その時見た映画よりかなり現代的になっていて力が入っている感じがしました。映像やストーリーもなかなか良くて、見ごたえのある映画でした。
  ストーリーは簡単にいうと、まさに正義(バットマン)VS悪(ジョーカー)の戦いなのですが、ジョーカーにはお金や地位などの明確な目的があるわけではなく、ただ世の中に混乱をもたらし、人の悪意を見るのを楽しんでいるという感じです。それが、見ているとかなり腹が立ってきます！それに、ジョーカーはたくさんの人を殺しているのに、バットマンは何故かなかなかジョーカーを殺しません。（チャンスはいくらでもあるのに・・・）聞くところによると、バットマンはどんな人でも殺さない主義だそうで。でも、ジョーカーを生かしておいたせいで、更なる犠牲者は増えるし、大変です。さてさて、このジョーカーとバットマンの対決が一体どんな結末を迎えるのか、ぜひ、実際に映画を見て確かめてみて下さい。

  好きな登場人物　ルーシャス・フォックス